【ボートレース福岡・一般】地元で捲土重来を期す28歳「今期は絶対にA1になる」大きくつまずいた前節から巻き返しを図る
地元で悪い流れを断つ。加倉侑征(28)=福岡・121期・A2=は今節が今期(11月~)2節目。初戦だった住之江では9戦して舟券絡みが一度もなしという大不振だっただけに、愛するホームでリズムを立て直すべく捲土(けんど)重来を期してやってきた。
前検気配はまずまず。相棒19号機は前操者の高山敬悟がルーキーシリーズで苦戦を強いられた低調機で、下ろしたては「直線で下がっていた」と厳しい状況だったが、ペラ調整を施したS特訓では一変。「梶山(涼斗)君よりは強めで廣瀬(篤哉)さんとも変わらなかった」。梶山と廣瀬は今節では飛びきりの良機とあって先行きは明るい。
前期(今年5~10月)は勝率5.55をマークしてA2級に残留。デビュー後、初めて2期連続でA級の座を確保したが、本人の満足度は皆無に等しい。「前々期より勝率を下げているし、A1を狙ってこれですからね。正直言って情けないです」
直前のルーキーシリーズには同期の盟友であり、当地で同時にフレッシュルーキーを務めた竹下大樹がオーバーエージのA1として参戦。じくじたる思いで見つめていた。「竹下君と同じ役割を担わないといけなかったし、担いたかった。今期は絶対にA1になれるように努力します」。そのためには2節連続でふがいない成績を残すわけにはいかない。初日から全力全開のレースでぶっ飛ばす。(森 大輔)