【ボートレース福岡・一般】2年8カ月ぶりのリベンジに燃える東京の44歳「福岡はまだ優勝したことがない。今回は何としても勝ちたい」
きっちりポイントを積み上げた。得点率2位で予選ラストを迎えた福来剛(44)=東京・87期・A1=は、2、5枠での2走を1、3着にまとめて得点率は9.14でフィニッシュ。トップの北川潤二にはわずかに1ポイント及ばなかったが、準優1号艇はしっかり確保してみせた。
しかし、成績とは裏腹に機力の手応えはイマイチ。「伸びは悪くないし、全体的に普通はあります」と戦える足ではあるが、上位との差はいかんともしがたいものがある。ただ機力だけが勝負を決する理由ではない。「おそらくこの差は埋まらない。少しでも上積みを図って、あとはSや旋回でカバーしたい」。何をすべきかもう腹はくくっている。
当地は2023年4月以来、2年8カ月ぶりの参戦だが、前回は昨日のことのように覚えているという。「優勝戦1号艇だったのにSで遅れて負けてしまって…」
人気を一身に背負っての敗戦をいまだに後悔しきり。だからこそ、久しぶりの参戦とはいえ闘志は燃え上がっている。「福岡はまだ優勝したことがない水面だし、今回は何としても勝ちたいんですよ」。悲願の全場制覇へ近づけるのはもちろん、積年の悔しさを晴らすためにもここからもう一勝負に出る。(森 大輔)