【クローズアップ】中田元 抜群機に余裕の表情
地元の雪辱をアウェーで-。2節前のまるがめ周年は9戦して6着が6本と散々だった中田元泰(36)=香川=だが、今回はエース格の素性抜群機。「体感がまるがめとは雲泥の差。出ていることはないけど、まだ前検ですしね」。実戦になれば威力を見せるのが好素性機というもの。それが分かっているからこそ、表情には余裕が漂った。
今年は2月に立て続けにF。F2で長期の休みを強いられ、前期(5~10月)は6・64の勝率を稼ぎながら出走回数が81走。A1の最低条件の90走に届かなかった。ただ、黙って降級したわけではない。「出走回数不足は分かっていたので、今のうちにと調整をいろろいろと試した」。これが奏功して“引き出し”が増加。固め打ちが増え、9月と10月にVも挙げた。
「A1のうちに稼ぎたいですね」。12月いっぱいはA1級なので、今回のあっせんにも恵まれた。昨年の2優出も含め、過去4度のG1優出は全てナイター。良機の後押しでまた活躍を見せる。