【ボートレース福岡・一般】1月から5期ぶりのA1復帰を果たす46歳の女子レーサー「本当に戻ったと思えるのは表街道で同じ成績を取れた時」
〝らしさ〟全開の走りで白星をもぎ取った。堀之内紀代子(46)=岡山・84期・B1=は2日目5Rで、3コースから全速ツケマイを決めて快勝。益田啓司や竹間隆晟といった新期A1の実力者を相手に、真骨頂の攻めを披露してリズムに乗った。
という堀之内も前期(5~10月)は勝率6.41をマークして5期ぶりにA1級に復帰。直前の芦屋も3コースからのまくりでVに迫っただけに絶好調と言えそうだが、本人に一切慢心はない。「前期はB1なんで、出ていないGⅠの裏開催で稼いだだけ。前節の芦屋もそう。表街道を歩んで、同じ成績を取れた時に本当に〝戻ったな〟と言えるんだと思います」
復調の要因は伸び型の追求の仕方を変えたことにある。「今まではチルトを限界にまでハネる伸び型だったけど、今はチルト0や0.5辺りで回り足とのバランスを取った伸び型。これで6着を大幅に減らせたのが、大きかったですね」
機力は成績通りに良好だが、「出足や行き足はいい」と実戦向きであり堀之内の代名詞でもある伸びはまだ中堅レベル。ここから腹をくくれるかが今節のポイントになりそうだ。「前回(6月)に伸び型にして大敗しまくったのがトラウマで…。でも、伸びがないと強い男子には勝てないので、ペラは叩き変えてみます」。伸び型の失敗は伸び型の成功で取り返すしかない。完全復活を確信するためにも、男子相手に豪快なまくりで勝負に出る。(森 大輔)