【福岡（サマータイム）一般】ＳＧウイナーの底力に期待

＜記者コラム・森大輔の勝ち組の法則＞

　優出メンバーの通算Ｖ率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
　１号艇に陣取る石丸海渡は18.6％で悪くはないですが、すごく勝負強いとまでは言えない数字。機力万全で堅そうに見えますが、通算13回ある優勝戦１号艇の着度数（①②③着外）も【８２０３】で勝率は61.5％と高くはないので、波乱の要素はあると言っていいでしょう。
　通算Ｖ率トップは25.7％の吉田拡郎。これは『勝負強い』に入る数字であり、好配の使者となり得るレベル。直前のＧⅠ蒲郡周年で２コース差しを決めてＶを飾ったのは記憶に新しく、通算53Ｖのコースの内訳も①42②４③２④２⑤２⑥１－と、２コースでのＶが多いのも見逃せない事実。逆転があるなら吉田しかありません。