ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】吉田拡郎 最高のイメージができている

石丸海渡と同様に当地一般戦3連続Vを狙う吉田拡郎

 さすがの貫禄を見せつけた。予選2位通過ながら、準優のメイン12Rの1号艇を務めた吉田拡郎(41)=岡山=は、インからゼロ台のSを踏み込んで影も踏ませぬ圧勝劇を披露。今節のドリーム1号艇シードの主役が、気持ちよく最終決戦の舞台に乗り込んだ。

 機力も上々。外枠ということもあり伸び型に調整していた前半は、「回り足がイマイチだった」というが、準優はきっちり軌道修正。「出足や回り足をしっかりさせられた」と実戦足の良さを取り戻した上に、「一応伸びは○ということにしておくけど、◎の人とも大きな差はない」と手応えは十分。最後に勝つための準備は整えた。

 直前の蒲郡周年はこの優勝戦と同じ2号艇で、2コースから1号艇の赤岩善生を差し切って4年ぶりのGⅠVを達成。今節、予選トップ通過を逃して王道のレールに乗り損ねたとはいえ、やり返す算段は見えている。「2コースで勝つ最高のイメージはできている。2コース巧者ぶりを見せてやりましょうかね」

 1号艇石丸海渡の当地巧者ぶりが注目を浴びているが、吉田も負けていない。当地の一般戦は4連続優出で2連続V中。通算6優出で3Vとドル箱中のドル箱水面なのだ。「福岡は久しぶり(2年7カ月ぶり)に来たけど、いつ来ても成績がいいし相性は抜群。最後もいいレースをします」。しかも、当地の優勝戦2号艇は今回で3回目。『三度目の正直』を決めて、SGウイナーの底力を見せつける。(森 大輔)
 

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