【ボートレース津・一般】21歳の若武者が昨年のグランプリ戦士を下す金星V/未来のエースへの確かな一歩を記す
津ボートの正月戦「伊勢新聞社新春レース」は最終日の4日、12Rで優勝戦を争い、4号艇の中山翔太(21)=三重・130期・A2(1月のあっせんからA1)=が4カドからまくって1着。デビュー初Vだった前節の芦屋ルーキーシリーズに続く2節連続Vを果たした。
2着は5号艇の坂口周、3着は6号艇の豊田健士郎で、3連単は2万8200円(57番人気)。人気を集めた1号艇の新田雄史は4着だった。
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■ヒーロー
これは間違いなく、未来のエースへの第一歩だ。デビューしてからまだ4年に満たない21歳の中山翔太が、圧巻の4カドまくりでイン新田雄史を下して優勝。
「うれしいです。スタートが行けたのが良かったと思います」
昨年末にグランプリを走ったばかりの支部のエース格を破る金星にも浮つくことなく、落ち着いた受け答えが大物感を漂わせた。
連日、選手たちを苦しめた強風は最終日も吹き荒れ、5R以降は安定板装着の2周戦。優勝戦も強烈なHS向かい風という条件の中、一人だけコンマ14の的確なスリットを決めた。
「スタート前に他の人は見ないので、自分だけ行っているのかは分からなかった。周りが遅れてツイていた」。優勝戦で唯一のF持ち。万が一、勇み足を犯せば、大量の事故点が科される罰則にも萎縮することなく、自分の勘を信じて、理想とされる〝1艇身残し〟(コンマ15前後)を決めたのだから恐れ入る。
ずっと平凡だった機力も、この日は「いい調整ができていて、しっくりきていた」。調整力を発揮して機力の裏付けを得たことも、Vへの後押しになった。
芦屋でのデビュー初Vに続いての2節連続V。「地元でやっと優勝できたので、芦屋にも増してうれしい」。一年の滑り出しとしても最高の形で、視線は最高峰の舞台へと向く。「先輩たちともSG出場権の話はしていますし、一年を通して狙っていければと思う」
2月にはGⅠ東海地区選への出場を控える。昨年9月のヤングダービー優勝戦の惜敗で逃したSG切符、「一年を通して」どころか、早々とそこで手にしてももはや驚きはない。(深堀慎一郎)
■優勝した中山翔太のプロフィル
■中山翔太の地元初Vを祝う水神祭【写真】
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