ボートレース

【クローズアップ】中田竜太 弟子の瞳に発奮 【下関】

3日目に好枠が巡ってきた中田竜太
3日目に好枠が巡ってきた中田竜太

 BSは2着接戦の位置だったが結局は4着。それでも中田竜太(34)=埼玉=の気持ちは前向きだ。それは、3周BSでは5番手まで後退していたから。「着順を2個損した(2番手からの4着)形だけど、最後に1個得したので良しとします」。中間着が続くもどかしい状況だが、準優への望みが大きい状況で、予選後半へと向かう。

 低実績機ながら動きも上々。「出足や回り足は気に入っている」と自分のレースに持ち込めるだけのレベル。「あとはここに、行き足や伸びが少しでもくればいい」。もう一段のレベルアップへ、入念に調整を施す。

 今年は一般戦での優勝が2回だけ。G1は準優入りゼロと悩み多き一年だった。「とにかくエンジンが出せない。投げやりになりそうな時もありました」。ただそれも、最近になって変化。調整に手応えが出てきて、「長いトンネルの出口が見えてきたかな。ここから来年は頑張って、再来年の地元クラシックに行けたら…」。未来を思い描けるだけの態勢が整いつつある。

 弟子・畑田汰一の存在も大きな発奮材料。「弟子が目をキラキラさせながら言うんですよ。『一緒に記念を走りたいです』って」。その言葉に応えるためにも、師匠も本来の輝きを取り戻す。

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