ボートレース

【クローズアップ】長田頼宗 待ってろ平和島 【からつ】

足色は十分の長田頼宗
足色は十分の長田頼宗

 予選6走を5回も舟券に絡み、10位で準優に勝ち名乗り。長田頼宗(37)=東京=は、今節2度目の2回走りだった4日目1R4号艇、8R3号艇を3、2着。「8Rの1Mは厳しい入りになったが、波を越えた。ターンは前に押している」とうなずいた。

 前操者の地元上滝和則は転覆して帰郷。中間整備でペラとギアケースが換わって不安は拭えなかったが、無駄な心配だった。「気温は上がったが調整の方向性は合っていた。2日目に換えたリングもなじんできたと思う」。東京支部随一の手腕によって足色は十分だ。

 今年の特別戦の足取りは関東地区選、浜名湖周年とG1で2優出だけ。地元平和島で2023年のSG開幕戦(クラシック)の舞台に立つには、当地周年か来年2月の関東地区選Vが必要になる。「優勝したいと考えたらうまくいかないことが多かったので、1走1走」。気負いは捨てて常に目の前だけを見据える。

 G1初Vだった2018年1月の平和島周年は、5コースから豪快にまくった。「Sをしっかり踏み込んで、いいレースができれば…」。カドからフルダッシュに乗って、優勝戦への扉を開く。(荒木翔吾)

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