ボートレース

【尼崎・G2ボートレース甲子園】岡崎恭裕 福岡代表の初Vへ闘志

得点率を一気にアップさせた岡崎恭裕
G2初1着の水神祭で水面に投げ込まれる木場悠介
水面から顔を出してガッツポーズの木場悠介

 福岡のダブルエースの一角が存在感を示した。岡崎恭裕は3日目5RでS一気のまくり勝ちで今節初勝利を挙げると、「問題はここやね」とポイントに上げていた不利枠で迎えた後半10Rで3着取りに成功。一気に16ポイントを稼いで、上位通過を狙える位置まで押し上げた。「とっておきのSは(地元福岡で開催される)8月のメモリアルまで取っておきます」と本音を吐露するが、『福岡代表』の肩書を拝命して燃えないわけがない。福岡代表の初Vへ自らの名前を刻むつもりでいる。

 2枠を行使する佐賀勢も粘りの走り。機力には不満いっぱいだが、宮地元輝は1回走りの12Rで2着、深川真二は2走を3、3着とまとめて第一関門突破の可能性を残してみせた。いずれも整備巧者とあって、宮地は「正解は出ていないけど、何をやったらダメなのかは分かってきた」、深川も「試運転と本番での差があるのが分かった」と答えに近づきつつあるのは確か。深川は予選突破へ1着条件と9回ツーアウトまで追い込まれたが、「諦めが悪いけんね」と最後に逆転サヨナラホームランをかっ飛ばしてみせる。

 大会初出場だった木場悠介も一矢報いた。前半1Rまでは大敗続きだったが、1R終了後にセット交換を敢行。「短い時間で整備をさせてくれた整備士さんのおかげ」と気配を大きく上向かせて絶好枠の7Rに臨み、見事に特別戦初勝利につなげてみせた。「勝つならここしかないと思っていた。水神祭が目標だったので、達成できてうれしい」。予選突破は絶望的だが、鹿児島代表として確実に存在感を示したのは今後に向けて大きな一歩を記したのは言うまでもない。(森 大輔)

九州・山口勢
選手名 出身
深川 真二 佐 賀
前川 守嗣 沖 縄
松村  敏 熊 本
大峯  豊 山 口
岡崎 恭裕 福 岡
下條雄太郎 長 崎
池永  太 宮 崎
宮地 元輝 佐 賀
渡辺  崇 大 分
前田 将太 福 岡
木場 悠介 鹿児島
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