【芦屋（モーニング）一般】黒田剛　デビュー初勝利はすぐそこ

　待望の初勝利が一瞬だけ見えた。黒田剛は進入固定の初日７Ｒ、カド４コースからコンマ01のＳを踏み込んで一気に先制の態勢。ただ、すぐ内の３コース西原明生も内を叩きに出て、その動きに視線を奪われてしまった。「１Ｍは行き過ぎてしまいました。（５コースからまくり差して１着の）渡部選手が入ったところに行きたかったんですが、判断が遅れた」。それでも、何とか差しに切り替えて結果は２着。デビューから１年２カ月の最高成績だ。

　「すごく乗りやすい。直線を付けたいけど乗り心地は崩したくない」。どう仕上げるかのジレンマはあるが、その操縦性があるからこそ初日７Ｒも抜け出せた。展開の紛れを突いて、今度こそ初勝利だ。