【若松（ナイター）一般】重成一人の手腕がただ際立った

　意地になり過ぎずに好結果を呼び込んだ。重成一人は準優９Ｒの１号艇だったが、ピット離れで飛び出した石川真二をインに入れ、枠なりの位置にこだわるよりも２コースを選択。「差す足がなさそうだったから、ツイていただけ」と淡々と振り返ったが、スリットでケリをつける勝ちっぷりでＶ戦に名を連ねた。
　今節は安定板が付いたり外れたりと多くの選手が調整に手を焼く日々だったが、独特な感性の持ち主にとってはどこ吹く風。「回転を上げるためにギアケースを調整したら、準優は乗りやすくなっていた」と自慢の調整手腕がただただ際立った。８月に福岡で開かれるＳＧメモリアルには、まるがめの推薦を受けて出場する。ＳＧレギュラーに戻りつつある香川支部の主力の一角が、ここ一番で勝負強さを発揮だ。