ボートレース

溝口 涙の初優勝 ルーキー第23戦 【平和島】

12回目の優出で待望の初優勝を飾った溝口海義也=東京中日スポーツ提供
12回目の優出で待望の初優勝を飾った溝口海義也=東京中日スポーツ提供

 平和島ボートの「スカパー!JLC杯 ルーキーシリーズ第23戦」は10日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、12回目の優出だった5号艇の溝口海義也(27)=福岡=が、5コースからコンマ03のSを決め、恵まれの決まり手でデビュー初優勝。1号艇で人気を集めた栗城匠はFに終わった。

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■ヒーロー

 涙なしでは見られないあっと驚くエンディングだった。イン発進の栗城が痛恨のF。5コースから展開を突いた溝口が繰り上がりでVロードを駆け抜けた。

 先月6日、宮島でレース中の事故により帰らぬ人となった中田達也さんの訃報があった。「僕には兄弟がいなかったから、兄のような存在だった。これで中田さんにいい報告ができる」と涙が頬を流れ落ち一瞬、言葉を詰まらせた溝口。その後に笑顔を取り戻すと「今年はA1級昇格、G1水神祭、そして初優勝と全部の目標が達成できた」と、残りわずかとなった2022年シーズンを総括した。

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