ボートレース

【からつ・G2MB大賞】権藤俊光 自分の名を残したい

初日から3走オール3連対の権藤俊光

 序盤を好ペースで乗り切った。2日目5Rで権藤俊光(36)=大阪=は、6コースからいったんは2番手に浮上していたが、「高田(明)さんとは足が違った」と超抜パワーの高田に道中で屈して3着。ただ、これで外枠を消化しきっての3走オール3連対。予選上位通過へ大きな期待が持てる状況で予選を折り返した。
 機力にも手応えは十分。上位相手に伸びが見劣るとはいえ、「乗りやすくて自分好みの体感。Sも勘通りなので行き足もしっかりしている」と実戦足は良好。ターン勝負という自らのスタイルには合致しており、能力を十分に発揮できる状態には持ってきている。
 オートバイのロードレーサーから転身して9年目。「ロードレースの世界に未練がないと言ったらウソになりますね」と吐露するが、今や身も心もボートレーサーだ。「この世界に入ったからには、やっぱり自分の名を残したい。自分でももうそろそろという気にはなっています」
 層の厚い大阪支部で思うような出世を果たせていないが、現在は9期連続でA1をキープ中。7点勝率も経験しているだけに、機は熟しつつある。「勝てばクラシックに行けてSGに出られますからね。SGに出たい」。谷川祐一、山崎郡、乃村康友、山田亮太ら同じロードレースからの転身組は多くいるが、いまだにSGウイナーは生まれていない。この『ルート』のパイオニアになるためにも、このG2をステップアップの舞台にしてみせる。(森 大輔)
 

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