【からつ・Ｇ２ＭＢ大賞】松井洪弥　価値ある１勝

〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
　大きな価値ある１勝だった。松井洪弥は３日目の１回走り、守田俊介の２コースまくりで１Ｍもつれた展開を見逃さず５コースからまくり差し。「これは大きいですね」と予選突破へ望みをつなげた。
　白星発進と手応えをつかんでいたペラが、２日目にまさかの交換のアクシデント。「バタバタ叩いたので」と急ごしらえだったのも相まって６着２本の大たたき。３日目は決して大敗は許されない状況だった。「ペラもしっかり叩いて焼きを入れていいですね。出足、行き足はしっかりしていて、伸びも悪くない」と初日の輝きを取り戻してきた。
　「夏場のからつは得意ですし、頑張りたいですね」。納得の仕上がりで準優入りを決めてみせる。
　▼２Ｒ赤岩の前付けでスロー域は深くなりそう。松井は左隣の佐藤が機ひと息なのも追い風。強力機の高田も手前寄りの足ならＳで受け止めて自在に１Ｍ先手。３―１４６―１４６。