ボートレース

【からつ・G2MB大賞】赤岩善生 ここから本当の勝負

実戦足には手応え十分の赤岩善生

 逆境をはね返した。赤岩善生(47)=愛知=は得点率18位で迎えた予選最終走の4日目2Rで6枠から前付け策に出ると、トップSを決めて高岡竜也のイン戦を攻略。予選突破のノルマは2着条件だったが、不利枠を克服してお釣りが出る見事な1着取りで、第一関門を突破してみせた。
 とはいえ、絶好枠で敗れた3日目12Rの敗戦にはいまだに反省しきり。「あんな失敗は何年かに1回の失敗。足に自信を持っていた分、Sをため過ぎてしまった。ふがいないレースをしてしまったね」。だからこそ、不利枠で迎えた予選ラストは名誉挽回の絶好機。一夜にして信頼を取り戻したのはさすがだった。
 機力も言葉どおりにうなぎ上り。手応えの良さをヒシヒシと感じている。「2日目のドリームの前に本体を整備してから、明らかに出足や行き足はいい。満足できるレベル」。ボート界屈指の整備巧者が、持ち前の整備力を存分に見せつけている。
 枠に関係なく内を狙うスタイルなので、準優や優勝戦は乗りさえすれば、どこからでも勝負になる。だからこそ、ここからが赤岩の腕の見せどころ。「最後に勝てばいい。最後に勝てなければ意味がないんだから。準優、優勝戦と一つずつ階段を上っていくつもり。その準備はできている」。5年ぶりの特別戦Vを、百戦錬磨のさばきでたぐり寄せる。(森 大輔)

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