ボートレース

【からつ・G2MB大賞】上野真之介 タイトルが欲しい

2着で優出切符を獲得した上野真之介

 きっちり第二関門を突破した。準優10Rで上野真之介(35)=佐賀=は、3コースから全速ツケマイで攻めて2着取りに成功。逃げた峰竜太までは届かなかったが、「師匠とワンツーができたし、久しぶりに特別戦で優出できてうれしい」と9カ月ぶりの特別戦優出に満面の笑みを浮かべた。
 機力も、準優こそやや調整に失敗したが、決して悪くはない。「回り過ぎで伸びが売り切れ気味だった」という準優も、伸び以外の足には十分な手応え。「出足や回り足はいいし、ピット離れも抜群に良かった」。実戦足に加えてピット離れという飛び道具もあれば、波乱を起こす条件は満たしている。
 SG、GⅠの常連で、SGの2優出にGⅠは7優出と実績も十分。いまだに無冠なのが不思議な実力者とあって、本人も今節に懸ける思いはひとしおだ。「内枠はSGウイナーにグランプリウイナーなんで厳しい戦いだけど、そろそろタイトルを取りたいし取らないといけない」
 それだけではない。2月の九州地区選ではまな弟子の末永和也が、2回目のGⅠ優出でGⅠ初Vを達成。自分のことのように喜んだが、師匠として後れを取るわけにはいかない。「早く追い付きたい。何か最近は向こうがメインで、自分は添え物みたいになってきている。自分がメインになるようにしないと」。このまま『善戦マン』で終わるつもりはない。主役のレーサー人生を歩むためにも、地元で勝負に出る。(森 大輔)

特別戦(G2以上)初Vに闘志を燃やす上野真之介
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