【からつ・G2MB大賞】大澤風葵 全てを糧に成長
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
大澤風葵は5日目の2走を1、3着。勝負駆けだった予選ラストの4日目は痛恨の転覆。この日は足落ちの心配もあったが「それはなかったですね」ときっぱり。好結果で不安を一蹴した。
からつは今回が初の参戦。さらに強豪がそろうG2でも準優入りも射程に入れる位置につけるなど、とても初舞台とは思えない乗りっぷりを披露した。惜しくもベストに駒を進めることはできなかったが、「予選の最後はペラが合っていなかったのもあったし仕方ない」。悔しさを口にするよりも先に、結果を冷静に分析した。
「いろいろ失敗もしましたけど、それもためになる失敗でした」と全ての経験を貪欲に自分の成長の糧にする。「(次の機会には)やっぱり準優に乗りたいですね」。今後に待つ大舞台のためにも最後は好結果で締めくくる。
▼5R イン砂長がF持ち。機力で分がある白井は強攻策も十分で、両者がやり合えば大澤にもワンチャンス。3―125―全。
▼12R 伸びる西野が無理にまくれば上野に絶好の差し場が開く。5―123―全。