【児島・ＳＧオーシャンＣ】瓜生正義、西山貴浩　１年７カ月のブランク埋める

　一般戦も含めてＶから遠ざかること１年７カ月。ＳＧ11冠を誇る九州のエース瓜生正義が、久々の美酒を実績水面で狙う。「今年の流れは悪くない感じだし、エンジンは最近、そこそこ動いてくれている。あとは本人の頑張り次第です」

　児島は2011年にグランドチャンピオンを２コースまくりで制した。その後のＳＧでも優出歴はあり、「悪い時もあったけど、いいイメージがありますね」。好印象を持って今節に臨む。

　前検の気配は上々。「下がる感じはなかったのでひと安心。Ｓ練習では、自分が前にいたけど、そこから追い付かれる感じはなかった」。優勝したグラチャンは抜群の行き足と伸びが大きな武器だった。前検の気配なら、今回もスリット近辺が仕上がる可能性があるかもしれない。

　支部の後輩の西山貴浩は抽選運ににっこり。前節、秋元哲がオール３連対で優勝したエンジンを引き当てて、「ＳＧで優勝エンジンを引いたことなんてないからうれしいですね」。

　ただ、実際の機力の話になるとトーンダウン。「優勝エンジンという感じは全然ない」。Ｓ練習を終えると、原田幸哉とも相談しながらプロペラと向き合った。それでも、いつもの抽選運なら整備で忙しかったところ。その時間をペラ調整に充てられることはプラスには違いない。

　こちらは１年７カ月もの間、ＳＧでの予選敗退が続いている。先輩の瓜生ともども、そんな不名誉にそろそろピリオドを打つ。