ボートレース

【児島・SGオーシャンC】西山貴浩と山田康二 1枠での白星にホッ

 1枠時の務めをしっかり果たした。西山貴浩が5Rの1枠で勝利を収めれば、8R1枠の山田康二も白星。勝機をいきなり逃すようではムードも全く盛り上がらないが、どうにか形にはしてみせた。

 西山は、2コース湯川浩司との競り合いをものにした。1Mでは湯川に完全に差されたが、2Mで差し返してどうにかこうにかの白星。「いやぁ良かった~。執念の差し返し?ホントですよ」。これでもし2着だったら、せっかく02まで踏み込んだSの気迫が無駄になるところだった。

 ただ、前節の優勝エンジンが大した動きでないのは前検と同様。「合えばいいと思うが・・・。湯川さんの方が出足が良かった」。レース後はペラ調整。上積みを目指した。

瓜生正義(右)とプロペラ調整について話し込む西山貴浩

 山田は前半4着の後の逃げ切り勝ちだった。「集中していいSが行けた」と満足のいくレース内容を振り返った。

 それでも機力の話になると苦笑い。「伸びだけ、回り足だけを評価すれば、いいレベルなんです。ただ、つながりが悪い。なので全部を総合すると、普通かなっていう評価になってしまう」。猛暑ならではの症状で「対処を考えないといけない」と今節のテーマにも掲げる。暑い夏のSGは来月にも控える(福岡メモリアル)。今節、何かをつかんで、地元地区のSGにもつなげたい。

暑さに応じたペラ調整を模索する山田康二

 岡崎恭裕は枠番以上の快走。3、6号艇で2着2本だから、大いに満足できそうなものだが、「合っているっていう感覚がないんですよねぇ」とこちらもコメントは渋かった。

 「乗りづらいわけでもないし、決して悪くはないんですけど・・・。2日目は1号艇だからもう少し貯金して、予選後半はその貯金を切り崩しながら頑張りますよ」

 たとえ大した機力でなくても、枠番の利などでカバーできるのがこの競技。機力なりの堅実なプランを立てて、予選突破へと前進する。

機力以上の成績を収めた岡崎恭裕

 

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