【ボート王国九州・山口!】白井、羽野で1、2着 【大村】
グランプリ初出走で、ビッグポイントを手にした。初日12R、5枠5コースの羽野直也がコンマ07のトップSからまくり差し。イン逃げは許したが、2着で2ndへ大きく前進した。
5年前、彗星(すいせい)のごとく出現した。デビュー3年半で当地周年を制覇。「そこから成長はできていると思います。目標のグランプリにも、ようやく出場できました」。初G1制覇の驚きを考えれば一足飛びとは言えないが、27歳で超一流の証しを手に入れたのなら順調。ただ「自分は節間の中で徐々に良くなっていくタイプ。グランプリ1stは最初の2走で勝負づけが決まる。その経験がないのが気になりますね」。ボート界のトップが集う中、わずか2走で明暗が分かれる難しさを口にしていたが、まずは十分な結果。枠番抽選を前に「これから(くじ引き)が本番」と冗談。その結果、2日目は12Rの4号艇と十分戦える位置をゲット。この男はやはり、何かを持っている。
その羽野のグランプリ初戦を制したのが1号艇の白井英治。「バランスが取れていい足。風が弱まったし、Sはリスクを考えたら悪くないタイミングだった」とレース全体を支配。「師匠(今村豊氏)が唯一(グランデ5で)取れていないSG。それだけに欲しい」と意気込む。