【ボート王国九州・山口！】シリーズでは宮地が快S　【大村】

　トライアル2nd初日となった3日目は郷土勢が大活躍を見せた。11Rでは6枠の白井英治が気合の前付けから5コーススローに入ると、山口剛と丸野一樹がFに散る中、自身はコンマ04で踏みとどまり、1M差しハンドルで2着を奪取。「さすがにSは早いと思いました。様子見て良かった」と安堵（あんど）の表情。「足はバランス取れて悪くないですね」と機に関しても不安はない。

　賞金ランク4位でトライアル2ndから出場の地元原田幸哉は12R2枠で登場。イン馬場貴也がSで立ち遅れる中、差しを選択。深谷知博、磯部誠との接戦を制し勝利した。「回り足がすごく良かった」。地元ファンの期待を一身に背負っての白星に笑みがはじけた。

　一方、シリーズ組では宮地元輝が躍動。1Rではスローの4コースからコンマ07の快S。イン山田哲也の懐に鋭いまくり差しを決めて、今節初白星をゲットした。得点率も7・50の8位タイと好位置につける。「合い切っていないけど、エンジンの素性は良さそう。行き足なんかはいい。Sも勘通り。4日目はインから逃げるだけです」。準優では少しでも内枠を狙うためにも連勝を期す。