【クローズアップ】磯部 師匠池田と最高峰へ 【大村】
一瞬の隙を逃さなかった。グランプリ初出場の磯部誠(32)=愛知=は、3号艇で迎えたトライアル2nd2戦目の11R、1周2Mでやり合った菊地孝平と椎名豊を抜き去って、初戦と同じく2着を奪取。「全速Sを踏み込めた。リズムがいい」。一発勝負に必要な要素の一つを味方に18点まで伸ばして、白井英治と並んだ。
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ツキはもちろんのこと、機力の裏付けはある。ペラの修正が実って「自分の好きな感じで臨めて、思い切ってレースができた。ターンは菊地さんより自分がいい」と腕まくり。乗りっぷりを存分に発揮できる。
くしくも3戦目はまた3号艇の巡り合わせ。「いい部分を落とさずに、上積みを狙いたい」。予行演習は済んだので、機力の上昇にじっくりと刀を研ぐ。同番組で大師匠の池田浩二は12点の6位タイ。一緒に夢を見続けた最高峰を目指す。