【クローズアップ】白井 師弟の悲願Vへ 【大村】
頂上決戦へ限りなく近づいた。トライアル2nd2戦目に3号艇で臨んだ白井英治(46)=山口=は、再び2着に食い込んで計18点を獲得。磯部誠と並んだが「とにかく一日一日の調整」と淡々と話す。それはグランプリの厳しさと難しさを身をもって知るからだ。
【関連】白井、磯部ファイナル入り当確 SGグランプリ 【大村】
3戦目を前に機力もまだOKサインは出せない。ペラも本体も作業に余念がなく「いい調整ができている」。とはいえ「もう少し上積みができれば」と蓄えてきた経験と知識の全てを引っ張り出して、機力も最大限に引き出す構えだ。
グランプリは計10回目の出場で、31回大会からは7年連続。しかし4回の優出で準Vが最高成績。1億円の夢は師匠で業界のレジェンドの、今村豊さんでさえ届かなかった。「ここまでは(日ごとの調整は)しっかりとできている」。師弟の悲願へ1枠だけを狙う。