ボートレース

【浜名湖ボート・GⅡMB大賞】峰竜太がGⅡ通算3回目のV

 浜名湖ボート(静岡県湖西市)のGⅡモーターボート大賞「天下無双! 群雄割拠浜名湖の陣 地区対抗戦」は30日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、2号艇の峰竜太(38)=佐賀=が2コースからコンマ14のSで差しを決め、2020年7月のボートレース甲子園以来となるG2通算3回目の優勝。賞金460万円を獲得して、同ランクは9位に浮上した。2着は地元の金子萌、1号艇で人気を集めた吉田拡郎は3着に敗れた。

賞金ランク9位に浮上した峰竜太

■ヒーロー

 浜名湖水面にミラクル竜太が降臨した。準優後のインタビューで「(2コースから)差して優勝して、僕のテクニックを全国に見せたい」との宣言通り、完璧な差し切り勝ち。フィニッシュは、大勢のファンが見守るスタンドへ向けて天高くガッツポーズを決めた。

 今節も抜群の調整力を発揮。準優も危なげなく勝ち上がり、迎えた優勝戦も「(調整が)ストライクゾーンのど真ん中に入った」と満点の仕上がりで臨んだ。1Mは、イン先マイした吉田の懐に鋭い差しハンドルを送り込むと「あと5センチ届かなかったらやばいと思ったが届いた。そこは声援のおかげ」と、詰め掛けたファンと一体になって奇跡を巻き起こした。

 この勝利で賞金ランクは10位以内に浮上。年末のグランプリも視界に入ってきた。「ここからがスタートライン。タイトルを取って土台はできた」とSG復帰となるダービーに照準を合わせる。

 この後は、地元・からつのお盆レースに凱旋(がいせん)。「与えられたシリーズを優勝するのが僕の責任。SGでもまた派手に活躍したい」と意気込む。完全復活を遂げたボート界最強レーサーの快進撃はまだまだ続く。

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