【津・PG1レディースC】川野芽唯 初勝利にも「優出するにはこれでは駄目」
勝機の大きい一戦をきっちりものにした。初日は4着2本ともどかしい結果だった川野芽唯が、1枠に組まれた2日目1走の9Rでインから逃げ切り勝ち。得点率を6.00まで持ち直し、予選はいよいよ後半戦だ。
正直、機力には大した手応えがなく、「1Mのターンで失敗していないのに、差されそうだった。ギリギリの感じで余裕がない」と悩ましげ。「優出まで見据えるなら、もう少し欲しい。2日目はリングを換えたけど、また整備も考えたい」。視線はあくまでも最終日の12R。意識を高く持って、予選の残りを戦う。

初日が4着だった魚谷香織は、3、2枠で2着2本と挽回。こちらは逆に、後半の2コース戦で差し切れなかったのが残念だが、相手は好パワーを誇る遠藤エミ。全体的に見れば問題ないレベルはありそうだ。
小芦るり華と深川麻奈美はオール舟券絡みの安定感。小芦が3、3、2着、深川が2、2着の成績だ。
この日は1枠で2着の深川は残念な表情だったが、6枠で2着の小芦は充実感を漂わせた。「初日の前半から後半にかけてはペラ調整で上向かせることができて、2日目にかけてはバルブ調整で全体的に上積みできた」と施す仕事がピタリ正解。前節も同じくバルブ調整で上向かせたそうで、「冬場は扱わない方がいいことが多いけど、夏場は効果がある整備です」。まるでベテラン選手のように、季節ごとの調整パターンを手の内に入れているのが頼もしい。

初日のドリームは大外で出番がなかった渡邉優美は、2日目は4、1枠で2、2着。イン先マイながら差された後半の結果は物足りなくても、前半の2着が好内容。3周目に入って逆転の2着の執念はさすがだった。1枠で逃した白星の分は、すぐにでも挽回してみせる。
九州・山口勢の出番 | ||||||||||
登番 | 選手名 | 支部 | 出番 | 出番 | 登番 | 選手名 | 支部 | 出番 | 出番 | |
3188 | 日高 逸子 | 福岡 | - | 12 | 4447 | 深川麻奈美 | 長崎 | 3 | 9 | |
4017 | 向井 美鈴 | 山口 | 6 | - | 4499 | 滝川真由子 | 長崎 | 1 | 9 | |
4347 | 魚谷 香織 | 福岡 | 4 | - | 4590 | 渡邉 優美 | 福岡 | - | 8 | |
4349 | 犬童 千秋 | 福岡 | 4 | 8 | 4938 | 小芦るり華 | 佐賀 | - | 11 | |
4433 | 川野 芽唯 | 福岡 | 3 | 11 | 5163 | 清水 愛海 | 山口 | 1 | 7 |