【からつ(モーニング)一般】前田篤哉 展示タイムは調整のバロメーター
前田篤哉が2Rで華麗な逆転劇を披露した。インから先マイした酒井俊弘に対して差して追走したが、2周BSでは2艇身の差まで広がった。それでも同2Mで絶妙ターン。残り1周でへさきをねじ込むと、最終の1Mは競り合う隙も与えずそのまま抜き去った。
その2Rの展示では6秒65と断トツのタイム。「展示(タイム)は出そうと思って調整しているし、そのつもりで走っている」と2番手とはコンマ17差と1艇身以上突き放す脅威的な数字を叩き出した。
「前検で一番時計を出せなかったのは悔しい」と語るようにタイム計測にはこだわりを持つ。前検の一番時計は近藤友宝の6秒67。前節の岡暢祐のチルト3.0そのままで走ったもの。前田は本番で、マイナス調整で破ってみせた。準進戦は1号艇にあと一歩届かずの2号艇だったが、「足はバランスが取れて悪くない」。納得の舟足で最高の結果を出してみせる。