【津・PG1レディースC】小芦るり華がG1初1着を挙げて準優入り

大会初出場だった昨年の雪辱はひとまず完了だ。2度目の大会出場の小芦るり華が4日目9R、イン逃げを決めてG1初1着。「昨年より強い自分を見せたいと思っていた」。昨年は白星なしで予選落ちしたが、今年は予選最後のその白星で得点率を6.33まで引き上げ、予選突破までつかんでみせた。

この日の前半は一歩後退した機力も、最終的には回復。「出足も伸びもしっかりしている」。初めての準優にも心配なく臨めるだけの状態に整った。
前検時の女子賞金ランクは13位。大きく成長を遂げた今年の小芦は、初の年末決戦も視界に捉える。「賞金を上乗せしたいですね」。賞金のベースが違うプレミアムG1の価値をはっきりと意識するだけに、貪欲に優出を目指す。

小芦以外も続々と勝負駆けに成功。日高逸子が2、4着、魚谷香織が1着、渡邉優美が1、2着の成績で準優に名乗りを上げた。
日高は「1着なしで準優に進めるなんてツイています」。未勝利の代わりに接戦での巧みなさばきが光った今節、準優でも競り合いに持ち込めれば侮れない。
魚谷はイン戦だったので勝負駆け成功の可能性は高かったのだが、いったんは差し切りを許す内容に「冷や冷やでした」。それでも執念で競り勝った。「2Mで差し返せたし、エンジンも良くなっているのかな。この大会で何年も活躍できていないので、何としても優勝戦に乗りたい」。優出なら実に13大会ぶり。久々の晴れ舞台をつかんでみせる。
渡邉は前日7位から2位まで躍進。「今までペラ調整を間違っていたみたい。一昔前のゲージを引っ張り出して、それが4日目は良かった」。柔軟な発想で、好素性機の能力を存分に引き出した。

3日目終了時に当確だった向井美鈴、川野芽唯は、4位だった川野がトップまで浮上の大活躍。この日は鮮やかな3コースまくりで白星。「サイドがよく掛かってびっくりした」と本人も驚きの好ターンだった。予選2日目のイン戦はぎりぎりの逃げ切り勝ちだったが、その時よりも機力はアップ。今度は危なげない勝ち方を演じる。
九州・山口勢の出番 | ||||
登番 | 選手名 | 支部 | 出番 | 出番 |
3188 | 日高 逸子 | 福岡 | - | 11 |
4017 | 向井 美鈴 | 山口 | - | 10 |
4347 | 魚谷 香織 | 福岡 | - | 10 |
4349 | 犬童 千秋 | 福岡 | 2 | 6 |
4433 | 川野 芽唯 | 福岡 | - | 12 |
4447 | 深川麻奈美 | 長崎 | 3 | 7 |
4499 | 滝川真由子 | 長崎 | 1 | 8 |
4590 | 渡邉 優美 | 福岡 | - | 11 |
4938 | 小芦るり華 | 佐賀 | - | 12 |
5163 | 清水 愛海 | 山口 | 2 | 7 |