ボートレース

【大村ボート(ナイター)SGグランプリ】宮地元輝 グランプリシリーズ制しSG初V

シリーズ戦で優勝した宮地元輝を祝福する前田将太(左)と上野真之介(右)
シリーズ戦で優勝した宮地元輝を祝福する前田将太(左)と上野真之介(右)

 心臓に毛が生えたニューヒーローが誕生した。断然人気の毒島を、ビッグ3回目の出場で初優出した宮地が撃破。「気持ちは普通。一般戦みたいな感じで気後れは全くなかった」と平常心で臨んだ結果だった。

 道中で執拗(しつよう)に追い上げてくる毒島を抑え込み、ゴール前で宮地はファンの前で立ち上がって勝利のポーズ。「(1Mは)毒島さんがサイドを外しただけ。自分の中では不満が残るターンだった」と、大仕事を成し遂げた後でも表情は至ってクール。

 この優勝で2023年シーズンはいくつかのSG出場権利も手に入れた。「SG出場の権利を獲れたのは大きい。行けば活躍できる自信はある。今年よりもいい成績を残して、走るレースの単価を上げたい」。鋼のメンタルとハングリーさを併せ持つ宮地が、今後のSG戦線でも活躍する姿が今から目に浮かんでくる。

【戦い終わって】

 毒島 誠(2着)調整をやり過ぎましたね。合っていなかった。自分のミス。お客さんに申し訳なかった。すみません。

 瓜生正義(3着)合わせ切れていなかった。Sで引きずってしまったし、1Mも空回りしていた。

 島村隆幸(4着)バランス型に調整して、足は全体的にしっかりしていた。Sを決め切れなかった。

 浜野谷憲吾(5着)いいと思ってチルトマイナスに。少し回り過ぎだった。1Mはいいところがあったけど舟の向きがもう少しだった。

 石野貴之(6着)いい仕上がりでいけた。コースも遠かったし、仕方がないですね。

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