ボートレース

【津・PG1レディースC】川野芽唯と渡邉優美 ともに縁がある枠番で優出

 6人が準優に進んだ郷土勢は、3個レースに2人ずつ分散したことで全員優出の可能性もあったが、最終的には準優1号艇だった川野芽唯と渡邉優美の2人の優出だけにとどまった。ただ、2人とも2着での優出。受け答えは重いトーンに終始した。

ともに準優2着で優出した渡邉優美(左)と川野芽唯

 特に沈痛だったのが予選トップだった川野。1着通過なら優勝戦1号艇だったのだが、2着だったので4号艇。「優勝から遠のいたのが現状」とモヤモヤした気持ちを隠せなかった。それでも、序盤は中堅あるかどうかの頼りない機力だった。その相棒を優勝戦まで導いたのは、川野の調整力とターン力に他ならない。

 最後には落ち着きを取り戻した川野は「優勝できるように、気持ちもペラ調整も自分の中で切り替えてやっていきたい。風が吹く水面になればチャンスはある」と前を向いた。くしくも、8年前に冬の女王に就いたのが4号艇。再現をもくろむ。

 渡邉も、言葉の一つ一つに悔しさがにじんだ。「1Mは焦りはなかったし、調整もベストだった。選手の問題」。1Mで遠藤エミに簡単に差し切りを許したレースを振り返り、自らに責任を求めた。

 ただ、機力と旋回力を思えば、5号艇でもチャンスは十分にある。予選の5号艇は5コースから07のトップSを決めて果敢に攻め込み、1号艇平山智加に続く2着に入った。そのレースで3号艇だった遠藤エミには先着。もうひと展開があれば、1号艇の平山にも強襲できそうなレース内容だった。

 優勝戦はその平山が1号艇。平山は準優後、枠番未定の状態で臨んだ優出インタビューで「水面が悪くてスリットがばらつく状況なら、外にもチャンスがある水面。内側が絶対というわけではないですよね」と今節のレース傾向を解説。いざ自分が1号艇となれば、相当に身構えなくてはならないのは明白だ。

 7月の羽野直也のSG制覇が5号艇。女子の大一番も5号艇の福岡支部が快挙を果たす。

九州・山口勢の出番
登番 選手名 支部 出番 出番
3188 日高 逸子 福岡 4 11
4017 向井 美鈴 山口 7 11
4347 魚谷 香織 福岡 2 11
4349 犬童 千秋 福岡 4
4433 川野 芽唯 福岡 12
4447 深川麻奈美 長崎 7
4499 滝川真由子 長崎 8
4590 渡邉 優美 福岡 12
4938 小芦るり華 佐賀 5 10
5163 清水 愛海 山口 4
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