松田7年ぶりGⅠV 児島キングカップ 【児島】
児島ボートのG1開設70周年記念「児島キングカップ」は最終日の21日、12Rで優勝戦を争い、1号艇で人気を集めた松田祐季(36)=福井・98期・A1=がコンマ08の好Sでイン快勝。2015年9月の尼崎ヤングダービー以来、2回目のG1Vを飾った。児島では3回目、通算では35回目のV。優勝賞金1000万円を獲得し、賞金ランクは29位まで浮上した。
■ヒーロー
スタンドの大歓声に応え、松田祐季が歓喜のゴールを駆け抜けた。SG覇者が総勢20人出場した今大会で予選1位から優勝戦1号艇。石野貴之、菊地孝平、桐生順平というSG常連の猛者を相手に堂々たる逃げで7年1カ月ぶり2回目のG1Vを勝ち取った。
今期絶好調の松田は、5月三国、7月津、鳴門、前走の三国、今回の児島で今年5V。「今節はエンジンもリズムも良かった。(中島)孝平さんの言葉通り、落ち着いて行けた」とノンプレッシャーで優勝戦を走り抜いた。
児島は2019年10月のダービーでSG初優出。「児島は相性が良くて好きな水面。(今年賞金ランクの)順位を上げられたらと思って来たが、まさか優勝できるとは…。ここまで来たら孝平さんと年末の“アレ”に行きたい。勢いだけはあります」とグランプリを視野に入れた。獲得賞金は29位とチャレンジカップ出場圏内に急浮上。松田の勢いは止まらない。 (野白由貴子)