【クローズアップ】竹井貴史 前回の屈辱を晴らす【福岡】準優11R2号艇
きっちりノルマを果たした。竹井貴史(31)=福岡=は予選最終走だった2日目5Rで、「いいメンバーがそろっていたからインで助かった」と絶好枠を生かして押し切り勝ち。今節の準優ボーダーはハイレベルで仮にここで3着なら予選敗退だっただけに値千金の白星となった。
近年の当地では常に快速仕立てで、今節も機力は〝いつも通りに〟好ムード。「ペラを叩き変えて伸びるようになった。レース足もいい」。エース機に乗る柴田直哉とも、「遜色ない」と断言。勝負どころを前にきっちり準備を整えた。
今月初めのGⅢ「福岡ソフトバンクホークス杯」にも参戦して優出したが、結果は4着。Fが2艇も出たこともあるが、それ以上に自らのレース内容に納得できていない。「この前の優勝戦は、今までの優勝戦の中でも一番中身が消化不良でした。Sもターンも全くダメ」
今節は追加参戦だが、だからこそいち早く巡ってきたこのリベンジのチャンスを逃すわけにはいかない。「何としても優勝戦で納得のいくレースをして結果を残したい。そのためにも絶対に準優を突破します」。モットーとする攻めるレースをできなかった屈辱を晴らすべく、ますは最終決戦に名を残してみせる。(森 大輔)