ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】平田忠則 新たな道を開く

ここまでオール3連対の平田忠則

 好調の波に乗って予選ラストへと飛び込む。平田忠則(46)=福岡=は3日目、1回走りの6Rで2コースから2着を奪取。これで初日から5走オール3連対で得点率は6位と、準優1号艇が視野に入る位置で最後の勝負に挑む。

 しかし、機力にはまだGOサインは出ずじまい。「いい角度で差しているのに届かない。いつもの福岡より伸びるけど、いい時の回り足がない」。良機の11号機は決して悪い状態ではないが、3大特選を勝てるレベルにはないと話す。「優勝したことがあるからこそ分かること。このままじゃダメ」。あとひと足をひねり出せるかがVへのカギだ。

 現在、36期連続でA1をキープ。福岡が誇る実力者だが、近年は『指定席』だった7点勝率からは遠ざかりA1キープに苦戦する期も。ただ、復活への手応えは感じ取っている。「だいぶ握ってやっつけるレースができ出した。体を鍛え直してペラもいろいろ勉強しましたから。今を乗り切れば、新たな道が開けると感じています」

 まだまだ老け込む年ではない。同期の盟友・白井英治は昨年に悲願のグランプリ制覇を達成。これを見て大いに刺激を受けている。「英治もそうだし、この前に一緒だった重ちゃん(重成一人)にも刺激をもらった。まだまだ頑張らないと」。デビュー2期目にA2、3期目にはA1に昇格した天才レーサー。新たな扉を開くためにも、6年ぶりの3大特選制覇へ突っ走る。(森 大輔)

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