【福岡(サマータイム)SGメモリアル】インは大して強くない
<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>
当地で開催された直近5回の特別戦(SG、GⅠ)のコース別1着率と節間の決まり手を表にしてみました。ここから傾向を探っていきましょう。
インの1着率が60%を超えたのは1回のみで、特別戦としては決して高くありません。50%台がほとんどでこれは一般戦とも変わらない数字。2、3コースの1着率が高く、まくりが多いというのも当地らしい傾向です。
逆に言えば、まくり差しがあまり決まらないのも当地の特徴。好例は3回前の九州地区選で、当地の勝ち方を心得ている地元勢が3コースから迷わずバンバン握って攻めたことでイン1着率が48.6%という特別戦では異例の低さに。つまり、3コースに握るタイプの選手が入れば、特別戦でもイン受難になるということです。
2日目は3コースまくりが3本も決まりましたが、これはいい傾向。これが決まりやすいと分かれば、3コースの選手が握って攻める頻度が増えるからです。表5節のイン1着率の平均が50%台。となれば、5、6日目は1号艇強豪番組が多いことを踏まえれば、予選の残り2日間はイン受難になる可能性は十分です。