【福岡(サマータイム)SGメモリアル】山口支部勢が勝負駆け 地元瓜生正義、羽野直也が今節初白星
準優を懸けて戦う勝負の4日目。山口支部勢が勝負駆けに挑む。

大峯豊は2日目までを3、3、6着の航跡。3日目は6R2枠での一戦だったが、大外単騎の今垣光太郎がコンマ01の究極Sでまくって出る。万事休すと思われたが「あの展開からしたら最高のターンができました」と1M小回りで2着を確保した。「エンジンを考えたら満足できる仕上がりです。2日目にインで6着だったけど、チャンスがあるので頑張ります」。2走15点条件の勝負に出る。

柳生泰二は2Rをイン逃げで快勝。後半8Rでは道中粘って4着に入り、4日目に望みをつなげた。「足は数字(2連対率26%)よりはいいけど、特徴はない。でも、展開を突く足はありますよ」。目指すは白星しかない。一方、2日目まで得点率トップだった谷村一哉は3日目6着2本と大ブレーキで一転、勝負駆けに追い込まれた。レース後には入念なペラ調整を施し4日目に備える。

地元福岡支部勢ではエース瓜生正義が、10Rでインからコンマ11の気迫のトップSを決めて今節初白星。「ギリギリでしたね。それに展開にも恵まれました」。ただ機力に関しては「足のバランスは取れてきました。スリット近辺はまずまずだと思います」と日ごと調整を合わせてきている。同レースでは西山貴浩が怒濤(どとう)の追い上げ。3周1Mで先行する吉川元浩を捉えて3着を奪取した。「この3着は大きいです」とレース後には笑顔を見せた。

12Rでは羽野直也がイン逃げで勝利し、得点率は2位に浮上した。「試運転よりレース足の方がいい。あとは回転調整ですね」。オーシャンカップからのSG連続Vへ視野がグッと開けてきた。