ボートレース

【ボート王国九州・山口!】小芦るり華 師匠に続く 【住之江】

佐賀支部から唯一の参戦の小芦るり華=デイリースポーツ社提供
佐賀支部から唯一の参戦の小芦るり華=デイリースポーツ社提供

 今年の郷土勢は残念ながら、クイーンズクライマックスの出場者はなし。それでも、それに次ぐ女子上位でなくては出場できないこのシリーズ戦に全4支部から10人がエントリー。最高の締めくくりへ、それぞれがベストを尽くす。

 佐賀支部から唯一の参戦の小芦るり華は、師匠・宮地元輝との“アベックV”が懸かる。宮地は先日のグランプリシリーズ戦でSG初制覇。グレードはまるで違う今節だが、「年末の大一番のシリーズ戦」という位置づけは共通。「私が優勝しても宮地さんに追い付くことにはならないけど、少しでも近づけるように頑張りたい」。今年は5月に待望のデビュー初優出(4着)を果たすと、3度目の優出だった前節宮島は準V。歓喜の瞬間に接近しているのは間違いない。

 5人参戦の福岡支部はうち2人がドリーム組。女子の勢力図でも随一の強豪支部なのに変わりはない。その一人の渡辺優美は昨年、トライアルに初出場。2年連続はならなかったが「2月にFさえしなければ良かっただけのこと」と自らを切り捨て、視線は既に新年を向く。「優勝で締めくくって来年に向かいたい。来年は記念にあっせんしてもらえるよう、インパクトのある走りでアピールしたい」。5月には芦屋でオールスターも待つ。年が明ければファン投票開始。ファンにも施行者にも存在感を示す走りを自らに課す。

 3人参戦の山口支部は、新鋭・清水愛海がキャリア2年という異例の早さで初出場。「来年につながるレースをしたい」。養成所勝率1位&卒業記念チャンプの逸材は近い将来、トップ12人に名を連ねるのは確実。その道筋の第一歩が、この大会ということになりそうだ。

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