【若松(ナイター)一般】仲道大輔 SG覇者の先輩が成長の糧

<記者コラム・荒木翔吾の荒稼ぎ>
1号艇とはいえ簡単でない勝負の一戦を乗り切った。仲道大輔は準優の目安の6.00に7点以上が必要で、4日目4Rには前日に得点率2位だった宮田龍馬と4位だった石本裕武が居並ぶ混戦カード。「湿度に影響を受けている。初日はまだ出足が良かったが、日ごとに悪くしている。S特訓から宮田さんと石本君は出てきた」と不安要素ばかりだったことを考えれば、薄氷を踏む思いだったはずだ。
時折チルトをMAXにハネて究極の伸び型にすることがある個性豊かな一人で、その個性が実を結んだのがデビュー初優出だった2023年5月のとこなめ。6号艇だった頂上決戦はチルト3度にハネた超豪快なまくりで初Vをかっさらった。「(池田)浩二さんにはダメ出しばかりをされて、初優勝しても褒められることはなかった。2倍も3倍も大きな背中を追いかけるためにも、足踏みをしている場合じゃない」。SG10冠の大スター池田や、6月のグラチャンでSG初Vを成し遂げた磯部誠から全てを吸収して成長の糧にする。
▼11R 4号艇の仲道がチルトをハネるようなら、アタマで狙うしかない。4―1=全。
▼9R 石原も調整方法を伸び型にシフトして以降、メキメキと力をつける。3―1=24。