【とこなめ・G1周年記念】辻栄蔵が広島支部のバトンを受け継ぐ
<記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々>
これは結構なレアケースではないか。今年のとこなめ周年は、歴代優勝者の出場が非常に少ないのだ。
前回の69周年覇者は山口剛。その前の68周年は土屋智則、67周年は齊藤仁、66周年は池田浩二、65周年も池田浩二でいずれも今大会に不在。64周年までさかのぼってやっと、今回出場の辻栄蔵の名前が出てくる。それどころか、他に優勝歴があるのも、61周年Vの平本真之と48周年の今垣光太郎だけなのだ。
優勝歴がある辻に「歴代チャンピオンですね」と話を振ると、「70周年なので、優勝者は延べ69人いるわけですから」。軽く笑い飛ばされたが、実は今節、たった3人しかいなく、しかも辻は、平本よりも3年も新しいチャンピオンなのである。その辻が「前回の優勝者はいないんですか?」と聞くので「山口剛さんでした」と答えると、「なるほど! なら頑張ります」。同じ広島支部での“連覇”へ、先輩がバトンを受け継ぐ。
▼3R 辻が2コースから巧者ぶりを発揮。2-13-134。
▼8R 平本は6枠なので、3着に入れれば御の字のはず。最内差しに徹すればその可能性は高い。1-23-6、23-123-6