ボートレース

【福岡(サマータイム)ルーキーS】篠原晟弥 伝統を受け継ぐ

好素性機を引き当てた篠原晟弥

 ここで悪い流れを断つ。篠原晟弥(22)=福岡=は福岡のルーキーシリーズは初参戦。「直前の若松で無駄なFを切って情けない」と予選終了後のFを猛省しつつも、当地のフレッシュルーキーとして、「緩めるつもりはない」と闘志は燃えたぎっている。
 今期(5月~)の現在勝率は5.40とA2キープへギリギリのライン。今期のA1昇格を大目標に掲げるだけに、このままで終わるわけにはいかない。「今節は成績を一気に上げるつもりでいます。厳しい状況だけど、期末までに6節あるのでA1も諦めたわけじゃない」
 それだけではない。当地のルーキーシリーズは旧新鋭リーグ時代を含めて、地元福岡勢が直近15回で11V。そのことを強く意識している。「強い先輩達が勝ってきたのを見てきたし、福岡では負けられない。そういう気持ちや伝統は受け継いでいきたい」。篠崎仁志や前田将太らが築き上げてきた『新鋭王国』の日を自分たちの代で消すつもりは毛頭ない。
 手にした相棒は低調機シリーズの今節では上位ランクの57号機。前検気配はまだ平凡だったが、上積みには自信を見せている。「今年は誰よりは知っているし、その経験を生かしたい。初日からいい枠が巡っているので絶対に連勝でスタートします」。初日は3、1号艇。シリーズの主導権を握るためにも、いきなり勝負に出る。(森 大輔)
 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena