ボートレース

【福岡(サマータイム)ルーキーS】宮田龍馬 初Vがもたらしたもの

初日後半10Rで早くも今節初白星を挙げた宮田龍馬

 初日をいい形で終えた。宮田龍馬(25)=兵庫=は、5号艇で迎えた初戦の2Rで3着と枠番以上の成績を残すと、絶好枠の10Rではゼロ台のトップSを決めて押し切り勝ち。「Sは早いと思ったけど踏み込んだ」。気迫あふれるS攻勢で一気に好リズムに乗った。
 機力にも手応えは十分。相棒23号機は中堅ランクのエンジンとはいえ、SGメモリアルに出場したエンジン。「バランスが取れて水準以上。少し出て行く感じもあるので、行き足、伸び寄りでいいと思う」。低調機シリーズでなら明らかに上位で、シリーズを優位に運べるレベルにあるのは間違いない。
 直前の若松ルーキーシリーズで待望のデビュー初Vを達成。優勝戦は宮之原輝紀との大接戦になり難産だったが、この優勝が自らにもたらしたものは大きい。「優勝してホッとしたのもあるけど、この優勝のおかげで心に余裕が出たのは事実。ここからもっと自分を引き上げていきたい」
 同期には今節出場している高橋竜矢、竹下大樹に、既にGⅠ戦線で活躍する澤田尚也とトップルーキーが顔をそろえるが、彼らの活躍が刺激になっているとも。「竜矢はダービー出場を決めたし、尚也はもうGⅠの常連だから本当にすごい。でも、少しでも追い付きたい。そのためにも今期は絶対にA1になります」。初Vがもたらしたのは自信と次なる野望。自らの株をさらに上げるためにも、若松に続いて主役級の走りを見せる。(森 大輔)
 

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