【福岡(サマータイム)ルーキーS】井本昌也 ヤングダービーがもたらした意識改革

流れを好転させた。3日目7Rで2号艇の井本昌也(26)=山口=は、2コースから差しを決めて今節2勝目をマーク。0.02と際どいSでインの常住蓮にプレッシャーを懸けての攻略も見事だが、2日目後半に大敗を喫して傾きかけたリズムを一発でV字回復させたこともさすがだった。
機力にも手応えは十分。元から伸びは好気配だったが、「行き足がすごく良くなったし、ターン回りも問題ない」と中間速、回り足の上積みにも成功。低調機シリーズの今節でなら明らかに上位の一角で、シリーズ後半に向けて準備は万全に整っている。
今月末には地元下関での大一番ヤングダービーを控える。この大会の存在が、現在の躍進の糧になっているという。「下関で開催されることが決まった時に、出場できそうなのは(同期の佐々木)完太だけだったんですよ。さすがにそれはまずいなと。とにかく出場権を取ろうと頑張った結果が今につながっています」
以前と変わったのはSへの意識。これがレーススタイルにも変化をもたらした。「Sが早くなったことで展開の見え方が変わった。自分が主導権を握れるレースが増えましたね」。意識が変わったのは『次』への思い。ステップアップの志が芽生えたからこそ、ルーキー戦も普通の成績では満足できない。「ルーキー戦は圧倒するぐらいじゃないと上には行けない。今節もここから一気にペースを上げたい」。予選ラストに狙うは連勝での上位通過。調子のベクトルをさらに上向かせて下関まで突っ走る。(森 大輔)