ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】渡邊雄一郎 地の利は地元住之江以上

伸びには早くも手応えの渡邊雄一郎

 捲土(けんど)重来を期して乗り込んだ。渡邊雄一郎(37)=大阪=は当地で通算8優出2Vを残る名うての福岡巧者。今期(5月~)は現在勝率6.22とA1残留へ黄信号がともるだけに、残り2カ月の期末に向けてドル箱水面で流れを変えるつもりだ。

 今期の不調の原因は分かっている。期初めに切ったFはもちろん、それ以上に重要だったのが今期初戦のGWレース。強豪大阪支部が一堂に集う『オール大阪』での凡戦が尾を引いている。「毎年、後期(5~10月)の最初はいつもラピートカップで、ここでつまずくと流れが悪くなる。過去2年間がそうで、今年も予選落ちして悪い流れを引きずっています」

 だからこそ、好実績を誇る当地のあっせんは渡りに船。あっせんが決まった時点でここに照準を合わせていた。「福岡はエンジンが出なかったことがめったにない。それによく走っているのでうねりも大丈夫。前検も『水面が悪い』という声を聞いたけど、自分はいい水面に感じたぐらいですから」。住之江以上と言っても過言ではないほどに『地の利』を得ているのは頼もしい。

 この気持ちを後押しするように機力も上々。「伸びは少し余裕があった。もっと伸び型にできそうだし、自分好みの足にできそう」。早くも手応え十分で、さらなる上積みが見込めそうなのもプラス材料。初日から機力も気力も全開で、水面を所狭しと暴れ回る。(森 大輔)

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