ボートレース

【住之江ボート(ナイター)高松宮記念】峰竜太「罪滅ぼし」の大会2度目V

優勝カップを掲げる峰竜太(左)と、峰をたたえる競輪の古性優作

 住之江ボートのGⅠ「第51回高松宮記念特別競走」は最終日の8日、12Rで優勝戦を争い、断然の人気を集めた1号艇の峰竜太(38)=佐賀・A1・95期=がインから逃げ切って勝利。今年8回目、通算99回目の優勝を17回目のGⅠVで飾った。2着は菊地孝平、3着には中野次郞が続き、3連単は1560円だった。

■ヒーロー
 強い思いを胸にスロットルを握った。インからコンマ08の快Sで主導権を握ると、グイッと切れ味鋭いVモンキーでバック先行。一気の逃げで勝負を決めた。

 「ここには罪滅ぼしに来た。絶対に負けられなかったし、最高にうれしい」-。苦しかった胸の内を明かした。住之江ナイターでの1M、あの景色がよみがえる。2021年12月19日、1号艇で迎えたグランプリ優勝戦。S直後の旋回でブイに接触して転覆。あおりを受けた後続3艇が次々と走行不能となり、3連単などが不成立に。41億円を超える返還の原因となってしまった。

 ファンの期待に応える有言実行のVロードは第40回以来となる2回目の宮杯制覇で優勝賞金1000万円も積み上げ、賞金ランクは9位にアップ。グランプリ(12月19~24日・住之江)もグッと視野に入ってきた。10月にはダービー(10月24~29日・蒲郡)で、21年グランプリ以来となるSGにも復帰する。「ダービーまで100Vはとっておこうかな」とおどけたが、最後は「年末はもう一度、ここに戻ってくる」と力強く語った。

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena