【ボート王国九州・山口!】優美Vチャンス 【住之江】
福岡支部3人、山口支部1人が駒を進めたシリーズ準優から、渡辺優美だけが優勝戦に生き残った。しかも、予選3位から優勝戦1号艇が手に入る幸運。勝負の流れが自分の下にやって来た。
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準優の1号艇も、予選最終走の白星でぎりぎり手にしたものだった。予選を終えた直後、「これはデカい」。価値の大きさを実感していたが、その価値はさらに何倍にも膨れ上がった。準優でしっかり逃げて、そのチャンスを育てた結果だ。
仕上がりもOK。「4日目はまだ足の差を感じていたけど、今はもう、エンジンがいい清埜さんや日高さんに負ける感じがなかった」。充実感を持って臨む最終日。「ただ優勝戦は11Rですよね。気温が下がるかもしれないし、また乗ってみてですね」。先の先まで全て把握済みの頭脳の回転力は、転がり込んだ形の1号艇も織り込み済み。浮足だつことも緊張感に縛られることもない。
これでVなら、前検日に話していた「関係者や施行者にアピールする走りができたら」という言葉の一端を実現できる。イン速攻を決める。