ボートレース

【クローズアップ】守屋磨いたパンチ力発揮 【住之江】

センターから、パンチ力を披露したい守屋美穂=デイリースポーツ社提供
センターから、パンチ力を披露したい守屋美穂=デイリースポーツ社提供

 注目のパワーはこの日も健在。「3戦目もいい仕上がりでした」。守屋美穂(33)=岡山=が胸を張った。6枠だったこともあり、チルト0.5にハネた。「伸び寄りだったけど、出足も悪くなかった」。どんなセッティングにもバランスが崩れずに反応してくれる素性の良さ。「これだとピット離れが悪いので、またマイナスに戻しますけど」。もちろん、そうなれば違ったバランスで高レベルに整う。

【関連】平高 女王奪還だ クイーンズクライマックス 【住之江】

 2戦目を終えた後の枠番抽選での悔しがりようは、見たことがないほどだった。2着2本で得点トップ。ファイナル1号艇が見える立場で回した抽選器から出たのは6号艇の緑玉。天を仰ぎ、顔を覆い、じだんだを踏んだ。今回がVの大チャンスと感じるからこその悔しさだったろう。

 しかし3戦目のその試練を3着で切り抜け、ファイナルは3枠。これなら勝負になる。「9年前の住之江のQCの優出はたまたま。その時より成長していると思うので頑張りたい」。その磨いてきた武器の一つが、先月のレディースチャレンジカップ優勝戦で見せた5カドまくりではなかろうか(結果は準V)。今度はセンターから、パンチ力を披露する。

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena