【大村ボート(ナイター)一般】野中一平が今年2度目のV カベ不在もS力で克服

大村ボートの「にっぽん未来プロジェクト競走in大村」は最終日の12日、12Rで優勝戦を争い、1号艇で駒を進めていた野中一平(28)=愛知=がイン逃げに成功。今年12度目の優出で2度目のVを挙げた。2着は4カドからまくり差して野中に続いた2号艇の桐本康臣、3着は5コースから外マイで桐本に続いた3号艇の室田泰史。
進入から見どころのある一番だった。6号艇だった地元の赤坂俊輔だけでなく、S展示で大外だった5号艇の相原利章も本番はコース取りに動いて並びは165/234。スリットで2、3コースがヘコみ、絶好の4カドの桐本が好ダッシュ。イン野中にとっては苦しい隊形だったが、野中のSの踏み込みはただ一人ゼロ台の06。「冷静に周りが見えて、やることは変わらず自分のSを行くことだと集中できた」。そして「起こしが一定していて、Sが決めやすいエンジンに助けられました」。6日間をともにした相棒にひたすら感謝した。
次節は若手の晴れ舞台のプレミアムGⅠ「ヤングダービー」(9月19~24日、下関)。「(優勝を挙げた直後で)最高の状態で走れる。自分らしく攻めるレースをしたい」。世代きっての速攻派が頂点に挑む。