【児島ボート・ヴィーナスＳ】井上遥妃　初々しくもレースは積極的

〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
　人気のレディース戦とあって、スタンドの対岸には色とりどりの選手横断幕がズラリ。中でも目に留まるのが、複数枚ある「井上遥妃」の文字。数えてみると出場選手中の最多の３枚。デビュー２期目の選手としては異例の数と言っていい。

　「すごい人気ですね」と記者の問いに「親戚の人などが作ってくださって･･･」とはにかみながら話す。

　そんな初々しさとは裏腹にレースは積極果敢。５日目には「グッと前に押すようになった」と上昇した回り足を武器にまくり差して白星をゲット。デビュー３勝目を挙げた。

　「最終日は１走だけど、応援してくださる人のためにもしっかり頑張ります」。最後も若さあふれる走りで、場内と横断幕の応援に応える。

　▼６Ｒ　井上が再びの５コース戦。伸びる山下が４カドにいるのも好材料。まくり差して突き抜ける。５―１４―１４２３。
　▼10Ｒ　優出はならなかった西岡だが機力は上位。Ｓを奮発すれば一撃も。４―１２５―全。