ボートレース

【児島ボート・ヴィーナスS】守屋美穂が今年4度目のV 女子賞金ランク2位浮上

 児島ボートのヴィーナスシリーズ第11戦「第13回クラリスカップ」は17日、最終12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守屋美穂(34)=岡山=が逃げ切り勝ち。今年4回目、通算では31回目の優勝を果たした。2着には2号艇の田口節子、3着には3号艇の竹井奈美が入り、3連単は510円の1番人気で決着した。

今年4度目のVを果たし優勝カップを手に笑顔の守屋美穂

■ヒロイン

 優勝戦は5人が岡山勢とほぼオール地元戦の様相。そんな中でも最も輝きを放った守屋が、地元の顔として最後の仕事を果たした。「5日目は届かなかったので修正しました」というSは、ただ一人ゼロ台のコンマ07のトップタイミング。1Mを回ると悠々独り旅でVゴールまで駆け抜けた。レース後にはレスキューボートに乗ってのウイニングランで、スタンドに駆けつけた大勢のファンの声援にはじける笑顔で応えた。

 完封劇を支えた相棒は日増しにパワーアップ。「山下友貴さんに教えてもらってから劇的に変わった」と、今節ともに戦った同期の助言が抜群に効いた。オール3連対と安定感抜群の走りでファイナルに駒を進めると、「レース足はしっかりしていた。優勝戦も微調整でいけました」と最後まで全く隙がなかった。

 これで今年4V。女子賞金ランクも2位に浮上した。「賞金も優勝回数も上積みできたし、年末につながればいいですね」と、初制覇を目指すクイーンズクライマックス(多摩川)へと照準。「皆さんの声援が頑張る源になるので、応援をお願いします」

 同大会は同じ岡山の先輩・田口節子が2連覇中。誰よりもファンから愛される地元のスターは、光り輝くティアラを再び岡山の地に持って帰るべく、先輩に負けじと前進を続ける。(古賀正史)

レース後のウイニングランで笑顔でファンに手を振る守屋美穂

 

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