【福岡ボート(サマータイム)一般】青木蓮 頭一つ抜け出したい

再び激走を誓った。青木蓮(22)=は、福岡初参戦だった5月から今期(5月~)だけで当地は3回目の参戦。17戦して7回の舟券絡みとうねりをものともしないスピード戦は一見の価値があり、今回こそは三度目の正直で予選突破をもくろむ。
129期の養成所時代に勝率7.36をマークした好素材。当地での成績が示すように今期は勝率も右肩上がりで、現在勝率は4.70と全国勝率の3.14からは1点どころか1.5以上も引き上げる著しい成長を見せている。ただ、本人に慢心はない。「勝率を上げられたことは良かったけど、A2昇格までは行けなかったんで満足はしていません」
現在の埼玉支部は同世代に畑田汰一、砂長知輝、飛田江己と将来のスター候補がズラリと顔を並べる。だからこそ、勝率4.70ぐらいでは喜んでなんかいられない。「ここから頭一つ抜け出さないと、埼玉のエース候補にはなれない。A2じゃ物足りないし、来期はA1を狙うぐらいで行きたい」。この環境こそが成長の源であり、飽くなき向上心につながっている。
手にした71号機はAランクの良機で、低調機シリーズなら垂ぜんの的。行き足や伸びは上々で、活躍の下地は整っている。「足は問題ない。自分の売りは旋回なんで、いいレースを見せたい」。F休み前とはいえモチベーションは最高潮。持ち味の鮮烈なスピードターンで、強豪をなぎ倒しに行く。(森 大輔)