【若松ボート（ナイター）一般】クラシック出場にあと一押しの山口達也　「優勝できたらうれしい」

　どうにかこうにかだが、山口達也が優出切符を確保した。枠なり２コースから臨んだ準優11Ｒ、１Ｍは全く攻め切れずに１周ＢＳでは３番手だったが、２Ｍの全速ターンがズバリと決まり、石田政吾をかろうじて逆転しての２着。機力以上の結果を導き出し「（機力的に）しんどかった」と苦しい戦いを振り返った。

　それでも、このエンジンに見どころが全くないわけではない。「思う所に舟は運べる。５日目が一番マシな気がする」と、多少上向きな部分と多少の長所はある。「この方がＳも行けるから、もうこれで行く」。腹を決めて、あとはレースに全集中だ。

　今年４Ｖ。勝てばクラシック出場が見えてくる位置。「枠は遠いから厳しいけど、勝てたらうれしい」と頭に入れて臨む一番。あとはコース取りだが「５コースで。と思ったけど、田頭さんと一緒に前付けかも」と含みを持たせた。世代きっての策士は果たしてどんな作戦で挑むのか。進入から目が離せない。